化学繊維索による曳航試験

 JMGCの9月15日付けの大利根近況の番外によると、大野滑空場で行われた化学繊維索による曳航試験が行われたようです。

 記事によると加速が早くなり、曳航中は同じと言うことです。索が軽いために引き出しでの加速がよくなるのでしょう。

 加速が早くなって、地滑が短くなることはいいことです。

 地滑の長い曳航を体験したことがあるけどアレは怖い。水平を維持しつつ、直進をしなければならないし、突然そんな曳航をされたんじゃ驚きつつやるわけだから緊張してストレスがたまる。


 それはさておき、この化学繊維索を既存のウインチで使用するときはウインチの改修が必要らしいです。見るからに索が細いので送り装置やギロチンなどに影響があるのでしょう。

 また、以前の情報だとテンションがかかった状態で保存してはいけないようなので、しばらくウインチを使わないときは索出しをしないといけないようです。でも、鋼索よりは軽いからそれほど負担ではないでしょう。

 今回の記事では獲得高度についての言及がありませんでした。わざわざ、ウインチを改修してまで索を交換するのならそれなりのメリットが必要です。索が軽いので同じ索の長さでも獲得高度が増えるという評判ですが、そこはどうなんでしょう?

 まぁ、一度は化学繊維索で曳航したいし、曳航されてみたいとは思う。